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奈良・桜井の歴史と社会

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忍阪山口神社の楠 八つ房杉 神楽岡神社の杉

何本かの好きな樹の話である。
わが家の木ではなく、よその人が丹精を込めている樹である。

忍阪山口神社の楠 八つ房杉 神楽岡神社の杉_a0237937_10133480.jpg
一番は、忍阪山口神社(桜井市赤尾)の楠。
延喜式神名帳に記された大和の山口の神々は14社。忍阪山口神社はそのうちの一社である。

この境内に素晴らしいクスノキの巨樹が生きている。

「室町幕府の第三代将軍足利義満は、京都の北山に金閣寺を造営するにあたり、天井板を一枚張りにしたい為に、この神社の楠の巨樹を切り出したと言われています。
現在境内にある楠の巨樹は、この時切られた楠の二代目と言われています」(境内の掲示)。

このクスノキには圧倒される。枝分かれというより、2~3本が接着したという感じだが、それでもすごい。名古屋の熱田神宮は楠の巨樹(大きい7本は名前が付いている)で有名だが、忍阪の楠は引けを取らない。

接着と言えば、八ツ房スギ(宇陀市菟田野区佐倉)もそうである。
忍阪山口神社の楠 八つ房杉 神楽岡神社の杉_a0237937_10145776.jpg
桜実神社の境内、社殿に隣接した東の高台にあり、根幹の接着によって8株くらいの杉が四方に伸びている。全体の周囲が14mもあり、天然記念物に指定されている。
ここは、太い直立樹が枯れたのが残念だが、地を這うような樹勢の強い大樹もあり、何度見ても感動する。

先日、神楽岡神社(宇陀市大宇陀)を訪れた。春に「大海子皇子東国発ち」というツアーを案内したが、その時訪れるべきところだった。気になっていた。
そこであっちゃんと先日訪れた。普通の参拝と見学だが・・・そこで、杉の巨樹を見た。
忍阪山口神社の楠 八つ房杉 神楽岡神社の杉_a0237937_10155620.jpg

拝殿と本殿の間だから、うっかり見落とすところだった。

最近、気に入っている三本の巨樹である。
いつでもそうだ。大木から力をいただく。樹の声を聴くと、力がいつでも湧いてくる。
by koza5555 | 2012-09-04 00:12 | 桜井・忍坂と等彌神社
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