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奈良・桜井の歴史と社会

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少し気が早いが長谷寺のダダ押しは2月14日

「大和古寺では、年の初めに人々の罪・過ちを仏前で懺悔し、身も心も清らかになって新年を迎えるための法要を行っていますが、長谷寺では一月一日から七日間の法要『修正会』、二月八日から七日間の法要『修二会』を行っています。そして、 修二会の締めくくりとして二月十四日に行われるのが『だだおし』の儀式です。」(長谷寺HP)

本堂に上がるためには「牛玉札」(ごおうふだ)を購入が必要である。礼堂に上がれば「だんだいん」が押してもらえ、暴れまわる鬼など法要全体を拝見するうえでは特等席である。
本堂の裏や横で、「鬼の写真を撮り、鬼の火の粉をあびる」だけでは、御利益も半減というところだろうか。
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長谷寺、登廊

はじめに十一面観音に対する悔過法要、般若心経の読経も行われる。独特の節回しで、参列者の心をひきつける独特の節回しである。

そのあと、閻魔大王から預かった「宝印」で諸仏諸菩薩をはじめ、善男善女の額に押し当てて、「悪魔退散」「無病息災」の加持祈祷が行われる。

鬼のまわり方には決まりがあり、青と緑の鬼が大松明を従え、まず本堂を3周まわります。そのあとに大きな面の赤鬼が3周するという具合である。
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主人公の赤鬼

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松明に追われて逃げる
例年、寒い日である。ちょうどこのころ奈良は良く雪も降るのだ。
曜日に関係なく14日である。

ぜひ、来年はおいでください。

境内では何度も何度も放送される御詠歌は。
長谷寺。西国観音8番 長谷寺
いくたびも まいるこころは はつせでら やまもちかいも ふかきたにがわ

実は「私の好きな奈良」という懇談会に出ることとなり、少し記録を整理したりした。
長谷寺のダダ押し、「私の好きな奈良」、僕のベストテンならけっこう順位が高い。法要全体、鬼の迫力と松明の激しさが魅力的である。
by koza5555 | 2012-12-05 00:16 | 桜井・初瀬
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