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奈良・桜井の歴史と社会

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阿部連合区の役員会

町の連合区の役員会が開かれた。
連合区の役員会はいわれ会館で開く。北側の窓から見ると正面は三輪山。右側の森は安倍文殊院である。
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安倍八幡神社の「元旦祭」以来の顔合わせである。
議題は出作協力金の徴収のことなど。会議の後は新年会も予定されている。恒例の役員会と新年会だから、何を書くかとも思うが、いくつか思うこともある。

出作のことは前のブログで書いたこともある。
「出作」とは在地以外の荘園で農民が耕作することとされている。
この考えが今でも生きていて、わが町で不動産を持っていたり、事業活動される方からは(出作)協力金をいただいている(名前は違っても全国共通だと思う)。
水利とか廃物処分とか消防などで便宜を図るというような考え方である。
今回は24年度の後期で、集金期限日の確認などを行った。僕の町内会は商業地域を含むので、集金件数、金額が相当多い。

会館の屋根にソーラーを設置したことによる決算処理と運用実績の報告があった。
いわれ会館という。あの磐余のいわれである。災害時には300人の収容能力があるとされる大型の公民館である。

墓地の整備で造成した区域の販売状況などが議題になった。
正月には伊勢神宮への参宮を計画していたが、いくつかの事情で中止になり、その代替案も議論となる。
最後に大きな議題は氏神さま、八幡神社の伐採問題である。
鎮守の森として大事にしているが、伸び放題で付近から伐採の要望が出ている。また本殿の後ろに大きな桜が育ってしまったが、宮司はこれを「切るべき」と言われる。
そんなことから見積もりが出てきたが、百数十万円くらいは必要とのことである。2月17日に祈年祭、この日に伐採の安全祈願もおこない2月中には実施することとなった。

阿部連合区の役員会_a0237937_20232126.jpg
八幡神社、こんな森である

ちなみに本殿の下は「奈良まほろばソムリエ検定」の公式テキストに掲載されている谷首古墳である。墳丘上に八幡社が鎮座しているのである。
谷首古墳は文殊院西古墳、艸墓(くさはか)古墳などと並んで安倍一族の奥津城とみられるが、この三古墳の中では一番古いとみられる。
by koza5555 | 2013-02-05 21:19 | 桜井市と安倍
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