奈良交通で「奈良まほろばソムリエと歌って巡ろう」というバスツアーが始まる。
4月から始まり、その記念の第一回目は露木さんがガイドを行う。
僕が案内するのは第2回目の「こもよみこもちふくしもよ」の初瀬・桜井コースである。
万葉学者の故犬養孝さんは「万葉は故地で詠め」と強調された。その心で書かれた「万葉の旅」の三部作で万葉集を知ったという方は多い。
この「万葉の旅(上)大和」に沿って、万葉故地を訪ねるツアーを行う。
奈良交通とまほろばソムリエの会のコラボである。
これを2年かけて回ろうというロングランである。順調に行けば12コースを設定し、1コース2回の24回のツアーである。2月からNPO法人化した「奈良まほろばソムリエの会」としても、こういう真剣勝負でこそ勉強の力が試されれ、表現力、ガイド力のアップが望めるというものである。
さて、この「旅」によれば桜井は4回、関係する。
先ず初瀬・桜井がある。犬養さんの「旅」は磯城郡と十市郡は分かれていることから安倍、磐余はh初瀬・桜井とは別になる。山の辺の道も別コースで、多武峰は飛鳥に入っている。そして吉隠は宇陀である。
そんなことから、僕の体力でさえ桜井のすべてに関係することは無理だが、とりあえず6月の初瀬・桜井と9月の宇陀(吉隠はこちらに入っている)コースに手を挙げた。
それにしても6月の初瀬・桜井のツアーは楽しそうである。
檜原神社と井寺池、大神神社と海石榴市、脇本、忍坂、聖林寺を回る。
チラシができたが、下見は3月22日とまだ先である。
4月28日(日)、5月5日(日)のJTB美仏ツアー(長谷寺・室生寺、聖林寺、安倍文殊院)、6月8日(土)、6月15日(土)の万葉集・初瀬桜井ツアーと調べることが数々で楽しみは尽きない。
いっぱい読んで、いっぱい見て、いっぱい聞いて、そこでびっくりしたこと、感動したことをキチンと話せば、喜びが分かち合えれると信じている。そういうツアーを成功させたい。
6月上旬なら、三輪山を背景にしたこんな麦畑が見えそうである。