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奈良・桜井の歴史と社会

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万葉集で桜井のツアー

6月8日(土)と15日(土)は「大和路・万葉の旅」(奈良交通)、「初瀬・桜井コース」である。

楽しみのところは多いが、まずは6月の大神神社は?そう、率川神社、三枝(さいぐさ)祭りへの「ササユリ送り」(ササユり奉献神事)である。祭りは17日、送るのは16日である。
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6月、大神神社の笹百合は満開となる。これは昨年の6月16日の大神神社である

6月の万葉ツアー、下見を終えたばかりであるが、僕らはこれからが本番である。
ガイドが二人、オブザーバーが二人の合計4人で案内するのだ。
普通なら成り立たない体制だが、ボランティア参加も含めてで経費は最小限だ。
勉強しながらガイドもする、ここが「NPO法人、奈良まほろばソムリエの会」のいいところだ。

そして、こんどのツアーではこの4人全員で役割を分担できるように、今から良く準備してゆきたいというのが、僕の思いである。
明日、そのメンバーが集まって改めてコースを回る。明日はどうしても無理という前田さんとは今日話し合った。

いろいろと構想が深まる。
大神神社の笹百合園を拝見する段取り、時間の幅を相談した。
ガイドする場所、時間帯についての分担を決めた。
午後のトイレ休憩についても改善策を決めた。

前田さんが「拓本」を勉強していることが分かった。今回、訪ねるいくつかの碑の拓本も持っておられるとのこと、そして当日持参していただけるとのこと、これも楽しみが増えた。

大神神社の笹百合の事である。
神武天皇の后、姫蹈韛五十鈴姫命(ひめたたら いすずひめのみこと)の住む「川辺に山百合草多(さわ)にありき。故(かれ)その山百合草の名をとりて、狭井河という」(古事記)とあるが、これにちなんで大神神社では百合を育てている。
笹百合は7年も経たないと花が咲かない。したがって栽培、切り花販売では経営が成り立たず、山で採取して販売されるとのことで乱獲されている。
これを大神神社では豊年講が長い間かけて育ててきたのだ。
この百合を率川神社に送るのである。
豊年講の方は「育てるのも送るのも豊年講の仕事」と誇らしげだ。
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ユリ花籠

こんな満開の花が見られる6月の大神神社、ガイドするのも楽しそうだ。
万葉集には直接的な百合の花は十首あまり、今回、ここで紹介する万葉歌は二首である。

道の辺の草深百合の花咲(えみ)に 咲(え)まししからに 妻といふべしや(巻7-1257)古歌集
 
夏の野の繁みに咲ける姫百合の 知らえぬ恋は苦しきものぞ(巻8-1500)大伴坂上郎女
by koza5555 | 2013-04-05 15:08 | 万葉の旅 | Comments(0)
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