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奈良・桜井の歴史と社会

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健やか交流塾、四季折々の桜井

9日(金)、新大宮で「健やか交流塾」の「まほろばソムリエによる歴史講座」でお話しをしてきた。
今回は「四季折々の桜井(天理)」で、7月の「記紀万葉に宇陀」に続く第二弾である
ちなみに9月の第三回目はアウトドアで、「磐余の途を歩く」と題して、等彌神社や2カ所の古代の磐余池想定地を丹念に歩くウォーキングを予定している。

桜井は相撲、万葉集、仏教公伝、土舞台の「はじまりの伝説」から始める。
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場所があり、
エピソードがあり、
古代の有名人、大王が出てくる。記紀に書かれる。
テーマが極めつけで、出だしは滑らかである。

相撲のはじまりは穴師の相撲神社に「勝利の聖」の碑が立てられたことを紹介して、そんなところから日本書紀に入っていく。

今回は大和(おおやまと)神社のちゃんちゃん祭りと長谷寺のダダ押しに力を入れた。

ちゃんちゃん祭については、とっておきの3題を話す。
「①お旅所の長岡崎での辰口舞」、「②ちゃんちゃん鐘のこと」、「③ちゃんちゃん祭の日に中世の食べ方でそうめんを食べる中山のしきたりのこと」である。

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ちゃんちゃん祭
とくにお旅所のことである。
大和神社の始めの鎮座地は長岡崎(ながおかのさき)と言われる。これを長岳寺あたりとするという見解が多いが、僕は上街道ぞいの「お旅所」を長岡崎と言いたい。
長岳寺の地形は「崎」とは言えない。現地をよく確かめれば、いかにも現在のお旅所は「崎」である。

長谷寺についての筋立ては工夫した。
僕は「長谷寺の歴史を彩るビッグネーム」という形で、長谷寺の歴史を語る。
一人目は長谷寺を創建したという僧、道明である。西の丘に三重塔を建立したという。国宝の銅版法華説相図を開設する。
二人目は十一面観音を作った徳道上人である。ダダ押しで使われるだんだいんの由来を語りながら、ダダ押しも語る。
三人目は真言宗豊山派を作り上げた専誉僧正である。豊臣秀長や徳川幕府が庇護する狙いとその結果を語るのである。
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2月14日、長谷寺ダダ押し

来年も「健やか交流塾」(奈良)の講師を引き受けることにした。
二回の講座と一回のアウトドア探訪という組み合わせである。

「室生」は話したい。
もう一回が悩ましく、「多武峰の道」か、「奈良盆地」か、それとも・・という迷みである。
「健やか交流塾」の来春のイベント情報の発行は10月とのこと。それまでには決めたいと思う。

そういう理由だけではないが、今回は談山神社、聖林寺は割愛した。

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健やか交流塾でお話をする
by koza5555 | 2013-08-09 21:42 | 桜井・山の辺
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