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奈良・桜井の歴史と社会

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磐余(いわれ)

13日(金)は磐余のウォーキングを案内する。
午前9時から午後3時までの「猛暑に負けず」のウォーキングである。
そこで、冗談抜きに今日はコースを通しで歩いてきた。
暑かった、疲れた。コースが過大であることが判ったので修正することにした。
磐余(いわれ)_a0237937_20371141.jpg
橿原市東池尻・・田園風景である

すばらしいものをいくつか見てきた。
一つだけ紹介しよう。
桜井市池ノ内の磐余稚櫻神社には「雷押さえ石」が置かれている。
凝灰岩で単弁蓮華紋。六角石灯籠の中台、白鳳時代のものと言われ、当麻寺の金堂の前に置かれているものと同時代のものである。
磐余(いわれ)_a0237937_20381173.jpg
これが「雷押え石」である
普通には見られないものであるが、池ノ内の井村区長に「見せてください」とお願いしたところ、拝見の許可をいただいた。

花も見た。
磐余(いわれ)_a0237937_20394444.jpg
もみじ葵という。長門池に咲いていた

桜井市阿部には長門池という溜め池がある。この池は阿部の小字の長門が管理している。ちなみに長門はこの池を守り、谷に所在する石寸山口神社の清掃の奉仕もされている。
長門の場所はどこかというと八町である。八町とは?これは「仁王堂(西大路と山田道の交差点)から山田道を南に下がって(飛鳥に上がって?)八町行ったところ」ということで、古代と中世が渦巻いている村である。

すいません。えらい、マニアックな話を書いてしまいました。
阿部の住民の中では、「西大路も山田道もいまに生きている」ということをお知らせしたかった。

さて、ウォーキング当日、13日(金)は快晴の模様である。
朝、9時に桜井駅南口を出発する。
あれこれ寄り道をして御厨子観音妙法寺に午前11時半に到着したい。
四面の御厨子に納められた十一面観世音菩薩を拝観できる段取りである。

磐余はヤマト王権にとって特別な地であることを再確認するウォーキングで、
自からの足で磐余池(跡)とその地形を歩いて回り、磐余池にかかわる和田萃説、千田稔説を考えるウォーキングである。
楽しく案内したい。
by koza5555 | 2013-09-11 21:21 | 桜井市と安倍
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