24日(日)に「音羽山観音寺のお葉つき銀杏まつり」が開催された。
ひさしぶりに丁石を数えながら、上がってみた。
音羽山観音寺
昨年は日程が重なって登れなかったが、今年はいくつかのテーマがあり、登ろうと決めていた。
まずはお葉つき銀杏である
山田(桜井)の福井さんと一緒に測ってみたら目通り(地上高1、3メートルのところ)は5、4メートルだった(35年前の県が指定天然記念物に指定した時は目通り5、7メートルとなっており・・・小さくなったわけではなく、僕らの測り方に問題があったか・・)。
お葉つき銀杏は普通の銀杏と異なり、葉に実ができるイチョウのことである。
こんな形である。
葉に実ができるという奇樹ということだけではなく、これは先祖帰りで、シダ植物と良く似た原始的な性質を表しているということである。
樹高30メートル。「大阪まで眺望できる音羽山観音寺周辺」(音羽山展望台)から見た、観音寺のイチョウ
まつりの合間を縫って、「
奈良県景観資産―大阪まで眺望できる音羽山観音寺周辺」にも、登ってみた。
観音寺から音羽山の登山ルートをしばらく登ると、右への分疑点が明示されており、そのまま山道を登ると、奈良盆地、二上山、また大阪府内の高層ビルまで見ることができる展望台が整備されている。
快晴ではあったが眺望は不十分で、葛城山・金剛山がかすむ状態で、大阪はもとより明石海峡大橋への眺望はなかったが、盆地南部は見晴らしが効く。一帯は伐採地であるが、山桜の植林を計画されているとのことである。
さて、まつりの本筋であるが・・・今年の講話は後藤密栄尼の「観音様のお話」である。
都山流尺八、皿回し、和太鼓は桜井楽鼓(らっこ)の会などの歌舞音曲の奉納が行われる。
眼病封じのお葉つき銀杏ごはんと山主の手作りのお漬物のお接待があった
今回は丁石など調査、再確認も行ったが、また別の機会に紹介したい。
帰りのバス停などでお聞きした感想・・・「楽しかった。面白かった。すばらしい」などだが、「あの坂道がねえ・・」(笑)である。
音羽山観音寺の「お葉つき銀杏まつり」は11月の最終日曜日、来年は11月30日(日)である。いまから日程に書き込んでおいてください。
ご一緒にあの坂、上りましょう。