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奈良・桜井の歴史と社会

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鹿路と高家、針道・・・かんじょうかけ

鹿路(ろくろ)と高家(たいえ)、針道(はりみち)、いずれも多武峰の山村である。
高家の万葉歌とか、御破裂山の鳴動を観察する見張り台があったという針道とか・・
いずれも由緒の深い村々であるが、今日はかんじょう綱、かんじょうかけのことである。

年が明けるとかんじょう綱である。

まずは鹿路。天一神社の境内で行われる。
1月5日(日)午前9時からである。
新たに選定された桜井百選で、「木の精霊 神杉」とされている。

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8本ほどの巨大杉が境内を埋め尽くす

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瑞垣で守られたスギ・・これが神杉でご神体か?

高家は1月12日。今年の当屋は谷口さんで、午後一時から始まる。

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綱を作り上げてからの神事に感動した。シャッターチャンスは一瞬だ

針道も1月12日。村の集会所で行う。10時に集合であるが、これは村の一番の寄り合い、全村民(6軒だが)が集まる新年会で、綱を綯うのは一時ころからである。
男綱と女綱をそれぞれ綯って、合わせることが特徴である。
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針道に限らず、鹿路も高家(下)も、このかんじょう綱、年のはじめの最高のお祭りである。
いずれも見学、撮影大歓迎で、寒さ対策を万全にしてのおいでをお待ちしている。
by koza5555 | 2013-12-20 12:07 | 桜井・多武峰
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