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奈良・桜井の歴史と社会

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源信 地獄 極楽への扉 国立奈良博物館

源信 地獄 極楽への扉。源信1000年忌特別展である。

会期は9月3日(日)まで、バタバタと拝見してきた。


恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)(9421017)は奈良で生まれ、比叡山で修行を積んだ平安時代の僧侶です。源信は死後阿弥陀如来の来迎を受けて、極楽浄土へ生まれることを願う、浄土信仰を広めた僧として知られます。『往生要集』(おうじょうようしゅう)などにより源信が示した具体的な死後の世界のイメージは、後世へも多大な影響を及ぼしました。

 本展では地獄絵を含む六道絵(ろくどうえ)や阿弥陀来迎図(あみだらいごうず)といった源信の影響下で生まれた名品が一堂に会します。死後の世界へのイマジネーションを体感していただくとともに、真摯に死と向き合った名僧の足跡をご紹介いたします。(奈良国立博物館HP)

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当麻寺、浄瑠璃寺、宇治の平等院の「迎講」や「阿弥陀来迎図」が源信からとは知っていたが、深く考えが及んでいなかった。極楽とか、極楽への道ということであるが、それを望むが、まずは地獄を徹底してみせるのが『往生要集』である。

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展示は源信、比叡山横川、地獄絵、来迎と極楽という構成で、『往生要集』が絵として示されている。

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阿鼻地獄。熱鉄の地の上に仰むきに寝かせ、 鉗かなばさみで口を挟んで開かせ、 焼けた鉄丸を、 その口の中に入れられる。口・咽喉のどを焼き、 内臓を通って下から出る。七つの大地獄とならびにそれに付属した別の地獄のあらゆる苦しみを一分とすると、 阿鼻地獄の苦しみは、 これらに勝ること一千倍である。 (往生要集現代語訳)

強烈な地獄と極楽を、儀式や絵画で強烈に対比させながらの浄土信仰のありようを『往生要集』をまとめた源信の影響の大きさが存分に感ずることができた。

でも、現世で痛めつけられ、傷つけられる衆生が、何かあの世でも苦しむみたいで・・

これは考えすぎかな・・・それにしても、僕はこちらで阿鼻叫喚する側だろうなあ


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会期は9月3日(日)まで。ぜひぜひ、どうぞ



by koza5555 | 2017-08-27 10:22 | 奈良 | Comments(0)
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