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奈良・桜井の歴史と社会

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演能 「野守」と春日野の池とは雪消ノ沢だろうか

10月9日、「田原本の能」で「野守」を鑑賞してきた。第17回、全国障害者芸術・文化祭なら大会(9月1日から11月30日)の企画である。

狂言「棒縛り」(ぼうしばり)、金春流 能「野守(のもり)」の演能の鑑賞が無料という破格の条件だった。
安易だが、いつものように『マンガ能百番』のコピーをもって出かける。場面ごとにあらすじをマンガで示してくれるので、とても役立つのである。

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さて、
出羽の羽黒山を(葛城大峰をめざして)出た山伏が、春日の里を訪れ、鏡のような美しい池を見つける。野守の翁が現れ、「池は朝も夕も野守の姿を映し、野守の鏡といわれる」と説明する。

真の野守の鏡は鬼神が持っていたもので、、昼は人になって野を守り、夜は鬼なって塚に住んだという。(田原本町パンフから)

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この池が気になった。

この池を春日の飛火野の「雪消ノ沢古蹟跡」に充てたい。理由はあるが、僕の独断である。

「雪消ノ沢」(ゆきげのさわ)は

「春日野の 雪消の沢に 袖垂れて 君がためにと 小芹をぞ摘む」(藤原仲実 (平安後期の公家,権大納言)『堀川百首』 春 71)と古歌にも歌われている名所なのである。

 を

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  雪消沢古蹟。春日大社参道を東にすすみ、バス通りを越えて
  右側、飛火野に入ると小さな池、池の中に石塔が立っている。

湧き水であること

春日野の飛火野にあること

近くには塚(春日山古墳群)が密集していること

などの状況証拠は、バッチリであるが。



今日は、狂言、能、楽しませて頂いた。

蛇足だが、野守は鏡がテーマ。狂言の棒縛りも杯が鏡となって映しだすがテーマで、今回のテーマは・・・鏡・・・でしたか。

今回の演能は田原本町町青垣歴史センターが会場だった。田原本には鏡作神社があり、鏡造りの長くて深い鏡の伝統がある。そんなことから鏡がテーマだった?と推測したりして楽しんだ。能もおもしろい・・・・・



by koza5555 | 2017-10-09 20:01 | 奈良 | Comments(0)
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