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奈良・桜井の歴史と社会

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大和の美仏を訪ねるJTBツアー

28日(日)「奈良まほろばソムリエと訪ねる大和美仏に出会う旅、JTBまほろばソムリエ号」を案内した。35名の参加でほぼ満席である。

出発は近鉄奈良駅上(前?)、行基さん広場である。行基広場は工事中ではあるが、「連休中は臨時開場をする」との記事を読んだばかりである。
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近鉄奈良駅前発、JR奈良駅西口を経て長谷寺、橋本屋旅館での昼食、室生寺、聖林寺、安倍文殊院というコースである。
拝観があり、郷土の食材を利用した精進料理があり、お抹茶もいただき、国宝の数々の菩薩を拝観する。見頃を迎えた長谷寺の牡丹、満開の室生寺の石楠花も楽しめる。すべてが最高で、この時期の奈良県の屈指の豪華ツアーと言い切ることができる。
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ツアーが掲載されているJTBの冊子から・・

長谷寺、室生寺はすごい人の動きである。
長谷寺、どんなお祭りでもこれだけの人はでない。室生寺、金堂の拝観に長蛇の列ができて一方通行であることに驚く。
今日はガイドだから写真は撮れない。

3月のJTBツアーガイドの下見会(研修会)の写真をアップしておく。
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先ずは長谷寺の舞台。三月の下見会である

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室生寺の五重塔を持ち上げてみる。三月の下見会である

話すことに忙しく、あまり感想は聞けなかったが・・・
「本もの長谷寺にくることができた」。こういう感想が嬉しい。

質問や感想をいくつか紹介しておく。

「このツアーに参加したかったからエースJTBでホテルを取った」という東京のご婦人がいた。待ちの時間の雑談のなかで、ポツッと言われた。このご意見はすごいし、うれしい。

「友達は京都がいいというが、私はホテルもお寺もすべて奈良」と言われる東京の方ともお話した。
「京都は洗練され過ぎて、箱庭」って言われていた。

「どのお寺に行っても五重塔や三重塔があるのはなぜ。塔の目的は?」との質問があった。「釈迦の遺骨〈舎利〉を祀るために塔が必要」と説明して理解していただいた。
こういうメジャーなツアーは、神社仏閣についての基本的な質問が出てくる。基本をしっかり話して前提を作りながら話さないと、裏話みたいな話ばかりのガイドとなることを痛感した。
これは良い勉強となった。

「大悲閣(長谷寺)とはどんな意味があるのか」。「大悲閣とは観世音菩薩像を安置した仏堂であり、聖林寺はそれを大悲殿という」と解説した。

「あの紫色の花はなに」。応えれなかったが、確かめてみると花蘇芳(はなずおう)だった。紫のきれいな花を群がり咲かせる。花言葉は裏切り(ビックリ。花蘇芳は寺院に多い花である)とのことである。お寺の案内は、草木の勉強は必須である。

最後に、今度のツアーでは室生のことをていねいに話したつもりだ。
室生は秘境、二つの顔があるということを話した。
先ず寒いということ。向淵(むこうじ)にはすずらんの南限群落地がある。昨日ブログに書いたばかりだが、涼しい、寒いというがある。自然はそれを示している。

そして暖かいということである。室生火山群地域、カルデラの中心との説があり、室生寺には雪が降らないという。そsて、室生山暖地性シダ群落が天然記念物に指定されていることも忘れてはいけない。奥ノ院に至る参道わきにも、多数のシダ類が混生していて、イヨクジャク、イワヤシダの暖地性シダは北限である。

寒くて、暖かい・・それが室生である。


参加された方に心からお礼申し上げます。もしもしもしまたの機会があれば、またよろしくお願いします。

さて、JTBツアー、次は5月5日である。花が残ることを祈るが、ひきつづき力を込めたガイドを務めたい。
by koza5555 | 2013-04-28 23:09 | 奈良 | Comments(4)