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奈良・桜井の歴史と社会

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内山永久寺と復元模型

廃仏毀釈の事を考えている。
桜井の所在する安倍文殊院、聖林寺、大御輪寺、平等寺などを語る時、廃仏毀釈が与えた影響はどうしても語らねばない。

廃寺となった天理市の内山永久寺のことも、そのつながりで触れるべきである。
この内山永久寺の復元模型が天理市役所のホールに展示されている。
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内山永久寺の復元模型

天理市杣之内町に所在する、内山永久寺は、五町四方(500m)もの広大な寺院でした。
平安時代の永久2年(1114年)創建したと考えられ、平成26年(2114年)には創建から900年を迎えます。かっては大和の日光とよばれ、多数の建物が立ち並ぶ壮大な寺院でありましたが、明治の廃仏毀釈によって伽藍は消滅し、優れた仏像や仏画、建造物が国内外に流出しました。現在は本堂池だけが残り、その面影をとどめています。
いまは無き内山永久寺を伝え残すために、天理大学歴史研究会の学生たちが復元模型を作製しましたのでこれを公開します。  天理市教育委員会


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残された本堂池

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内山永久寺の正門だった西門跡。杣之内から登ってくると門の跡は切通し状にになっている。

「優れた仏像や仏画、建造物が国内外に流出」とある。
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石上神宮に移設された同神宮摂社出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)割拝殿(国宝)が有名である。本堂の北側に建てられていた。

東大寺が所蔵しており、奈良国立博物館に寄託(現在非展示、4月22日現在では展示の予定はないとのことである)されている持国天・多聞天立像(重要文化財)は内山永久寺由来のものである。

室生寺の本堂で5月に真言八祖像が公開される。真言八祖像は内山永久寺にも存していたとのことだったが、廃仏毀釈で流出してドイツに渡り、第二次世界大戦の末期、ベルリン民俗学博物館にて焼失したとのことである。

内山永久寺の復元模型、天理市役所ホールにて来年の(2014年)の3月まで展示されるとのことである。一見したうえに石上(いそのかみ)神宮、内山永久寺跡などの散策はいかがだろうか。
by koza5555 | 2013-04-22 21:10 | 桜井・山の辺 | Comments(4)