近所の大型スーパーに片平あかねが出ていた。
細長いが食べてみるとわかる。蕪である。奈良県が指定する大和伝統野菜である。
奈良県のHPにもレシピが紹介されている。
寒さにあたると、美しい紅色に染まる滋賀県の日の菜に似た蕪の一種で、甘酢漬けやサラダでどうぞとのことである。
今日は「うめがらみ」を作る。梅、梅じそ、砂糖などを入れる。鮮やかな紅色の漬物が出来上がり楽しくいただいた。
大和伝統野菜、奈良県農業水産振興課が指定する。
大和伝統野菜はソムリエの受験勉強の中で、関心を持った。出題率がきわめて高い。
あれこれ、覚えようと苦労したが、覚えるためには見ること、食べることが一番である。
僕は片平あかねが蕪ということは食べてみるまで判らなかった。
現在は18種類が指定されている。地域ごとに整理すると・・・
下北春まな(下北山村)
花みょうが(五條・吉野郡)
大和まな(宇陀市など)
宇陀金ごぼう(宇陀市)
大和きくな(曽爾村など)
片平あかね(山添村)
大和いも(御所、桜井市。じょうよ饅頭などの原料として使われるという)
祝だいこん(明日香村など)
ひもとうがらし(郡山市、天理など)
結崎ねぶか(川西町)
紫とうがらし(奈良市、天理市)
千筋(せんすじ)みずな(奈良、天理市、榛原町)
軟白ずいき(奈良市)
小しょうが(奈良市)
黄金まくわ(天理市)
大和三尺きゅうり(大和郡山市、桜井市)
大和丸なす(大和郡山市など)
筒井れんこん(大和郡山市)
「大和伝統野菜は戦前から奈良県内で生産が確認されているもので、地域の歴史、文化を引き継いだ独特な栽培方法により『味・香り・形態・来歴』などに特徴を持つもの」(県HPより)で、県下で18種が指定されている。
奈良まほろばソムリエ試験は来年の1月13日である。あと一か月、ぜひ勉強を重ねて合格してください。大和伝統野菜、級を問わず出題されてきています。