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奈良・桜井の歴史と社会

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室生寺 曝凉展 秘宝展

立秋の8月7日、室生寺は曝凉展である。本坊の左手(川から見て)の慶雲殿が会場である。
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曝凉展の会場は慶雲殿

曝凉展は一日限りである。
先に記しておくが、済んでしまった曝凉展の紹介だけでは申し訳ない。曝凉展に準ずる秘宝展が8月8日から14日まで行われることも紹介しておきたい。
これは本坊の手前の表書院が会場で9時~15時まで拝観できる。
入山がすんでいれば、あとは無料で拝観できる。

室生寺の勉強を始めると、「曝凉展こられたことある?」とか「曝凉展は立秋の日」とか教えていただいた。
今日は心に期しての拝観だった。

曝凉展、「虫干しを拝観してください」という粋な計らいである。
普通の入山では拝観することができない仏画、仏具をはじめ古文書、什器が大量に展示される。

金胎両部曼荼羅(こんたいりょうぶまんだら)(室町時代)の金剛界、胎蔵界の両部
真言八祖像(鎌倉時代)、
十二支天像(室町時代)、
弘法大師御遺告、
宀一山(べんいちさん)秘記
などが公開されていた。

曼荼羅図、真言八祖像などが明るいところで、それも至近で拝見することができて・・・確かに必見である。

なお、秘宝展について言えば、今回は真言八祖像は掲示されないが、上記のすべてが掲出される。見応えは十分である。

若い僧侶に交じって学生のお手伝いがたくさんいた。
お聞きすると、同志社大学の史学や美術史を専攻する学生とのことで、勉強の延長でお手伝いをしているとのことであった。

曝凉展の日だけであるが、お茶席の接待があった。
室生寺 曝凉展 秘宝展_a0237937_17233278.jpg
室生寺である。葵の紋と九目結紋(ここのつめゆいもん)(桂昌院さまの紋)がしるされた干菓子をいただいた

室生寺 秘宝展は14日の午後3時までである。

室生寺 曝凉展 秘宝展_a0237937_17241695.jpg

夏の陽射しに輝いた五重塔、これもまたよかった
by koza5555 | 2013-08-07 18:13 | 室生・室生寺
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