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奈良・桜井の歴史と社会

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法起院と多羅葉樹

長谷の法起院、西国三十三ヵ所観音巡礼、番外である。

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長谷寺はいつも行くが、法起院、中まで伺うのは20年ぶりだった。

はがきの木がある。
タラ用の木。葉の裏に字を書くと浮かび上がる特性があり、「郵便はがき」の語源とされる。当寺のはがきの木の裏に願いごとを書くと叶う、と古くから言い伝えられています。まだ書かれていない葉を見つけた方は、葉の裏に願い事を書いてみてください。
願いを成就させるため、葉は取らずに残しておいてください。(
法起院掲示から)

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10日の日曜日、12月から始まるJTBツアーのガイドの研修会だ。「長谷寺の最後に法起院を寄れないか」という提案があった。法起院は西国番外で納経(朱印帳)ができる。
まほろばソムリエが案内する「JTB美仏ツアー」は長谷寺、室生寺、聖林寺、安倍文殊院である。
このコースである。けっこう朱印帳を持たれる方が参加されている。
西国三十三カ所巡礼には番外と称する札所が三か所置かれている。
まずは開基である徳道上人、これが、その法起寺である。
ちなみに西国三十三ヵ所観音巡礼を再興させた花山院が得度したという京都の華頂山元慶寺、菩提寺として、播磨の三田の東光山 花山院が番外である。

法起院と多羅葉樹_a0237937_2314717.jpg

境内には徳道上人の廟と伝えられる十三重石塔がある。
そこに葉書の木があった。
多羅葉樹の木である。皆さんはボールペンなどで書いているが、本来は「葉の裏に木切れで文字を書く」と、「その文字が浮かび上がってくる」という。古代から簡単な通信などに使われたとのことであるが、これが「葉書」の始まりでもあるという。法起院、見どころいろいろとある。

壺阪寺に出ておられる喜多昭真さん、fbの友だちだが初めてお会いすることができた。
偶然のこんな出会いもあり、下見は楽しい。
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納経所をのぞんで
by koza5555 | 2013-11-08 23:20 | 桜井・初瀬
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