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奈良・桜井の歴史と社会

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日本史探訪

角川から「日本史探訪」という文庫本が出ている。22冊もあるが、発刊は30年以上も前のものである。

NHKで1975年頃から放送されたものが、土台となり出版された。
30年以上、前のものであるが、7月頃から文庫版を手に入れて読み始めた。

寝る前に読み、起きて読むには、軽い文庫本が最高である。
アマゾンマーケットプレイズで1円(250円余りの送料がかかるけど)、ブックオフなどでみつければ、108円で販売されている。

15冊まで手に入れて、いま9冊目、「戦国の武将たち」を読んでいる。

このシリーズ、とにかく歴史上の人物を網羅している

詠んだものを言えば、
日本人の原像
古代王国の謎
律令体制と歌びとたち
大仏開眼と平安遷都
藤原氏と王朝の夢
源平の争乱
武士政権の誕生
南北朝と室町文化

この8冊でも80名くらいが取り上げられている。
研究者と文学者などの組合わせで、対話をすすめる企画であるが、断定的な問題提起などがあり、それを巡って語っていく組み合わせも多い。
日本史を楽しく網羅的に学びたい僕には、かっこうな教材となった。

「南北朝と室町文化」(8巻)では、楠正成、足利尊氏、新田義貞が取り上げられる。
ここらあたりはどの本を読んでも紹介されているが、このシリーズはここからがおもしろい。
この後に、金閣寺を作った三代将軍、足利義満が紹介されている。

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足利義満なら桜井市の忍坂山口坐神社の楠が思い出される

「室町幕府の第三代将軍足利義満は、京都の北山に金閣寺を造営するにあたり、天井板を一枚張りにしたい為に、この神社の楠の巨樹を切り出したと言われています。
現在境内にある楠の巨樹は、この時切られた楠の二代目と言われていますが、定かではありません。」(忍坂山口坐神社桜井市教育委員会の掲示板)

この本を読むまでは、僕は室町時代をもう一つ理解してなかったか・・・
義満によって、金閣寺が造られた。世阿弥のスポンサーであり厳しい批評者でもあった。
そして、この時代は、①都市文化が始まり、②海外(明)に大きく開かれており、③そして乱世だったとされる。

足利義満はこういう時代に生まれ、将軍としての力をふるった。
義満が対明貿易で利益を挙げねばならなかった、その経済的根拠もきちんと示されている。

世阿弥が取り上げられ、銀閣寺を作った8代将軍の足利義政、その義政と激しく確執した日野富子なども、紹介されるのである。

現在の京都の多くの観光資源は、足利義満・義政らの室町時代に因っているんだなとよく理解できる。

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とりあえずこのシリーズ、15巻まで手に入れた。明治維新直前の江戸の文化を描いた「戯作と俳諧」までである。楽しみながら読んでいこうと思う
by koza5555 | 2014-08-20 00:40 | 読書 | Comments(0)
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