講談社学術文庫の「日本の神話と十大昔話」、楠山正雄の著作(編集されている)で、桜井市図書館の新刊コーナーで、見かけた。
桜井市図書館の駐車場の片隅に咲いていたネジバナ
奥付を見ると2000年5月第9刷とあり、図書館にここで入った経緯は不明だが、
日本の神話は僕にはまだまだ神秘な世界で出し、昔話は中世への糸口かもしれないしである。
資料を探しに行ったのであるが、入り口にある新刊コーナー、「おもしろそうかな」ということだった。
この本は、楠山正雄の「日本童話宝玉集」に寄ったとのことで、楠山がこれを書き上げた時の歌は・・
おほなむち すくなひこなの
とほき世は
わが日々にあり
けふも昔話かく
楠山 正雄(くすやま まさお、1884年生まれ。早稲田大学英文科に学び、島村抱月から強い影響を受ける。・・・・児童文学での業績は多岐にわたり、その再話の秀抜さ、表現の平明さは児童文学を質的に向上せしめた。1950年11月26日没(奥付)
「日本書紀は全30巻の、初めの一、二巻、「神代上、下」で、天地開闢に始まり、古代の人々の信仰や所業を神々の物語として書き残している。」・・・「神々の物語、つまり「神話」が語られている。」として、これを童話風に紹介している。
「大空、下界、地下、海洋、韓国(カラの国)と常世(とこよ)の国、海底の国」の七つが、古代の日本人が考えた神代の世界で、そこにインドや中国の仏教が入ってきて地獄や蓬莱や極楽浄土、竜宮城などが混在する中世・近世に引き継がれていった」とのことである。
さらに、いわゆる昔話には、オランダなどを通じて入るイソップ物語の影響もあるとのことである。
日本書紀の神代を解きほぐした「神話」、「日本の神話もこんなに楽しく読めるとは」という本である。

紹介、感想が簡単で申し訳ない。ぜひ、お読みください