6月26日、第5回神社検定が行われた。奈良県の試験会場は帝塚山学園、学園前キャンパスである。
大神神社の神奈備山、三輪山
会場の帝塚山学園、建物模型図
一級から三級まで、100問の出題で70問以上の正答で合格である。ただし、三級のみ「受験者の7割を合格させる」という基準があるようで、合格点を下げるというシステムである。一方、一級、二級の合格率は三割程度でけっこうな狭き門である。
神社検定の場合は一級受験の資格に「二級の合格者」とあり、二級からの参加の方も多いようである。
僕は何も知らずに5月に三級の受験申し込みを行った。締め切りの二日くらい前である。
それから調べてみると、「二級から受けるよね」という声を聞き、果ては「三級は君なら勉強しなくても」とも言われて、締切日にあわてて二級も受験手続をすることとなった。
神社検定はテキストが複雑。年度ごとに重点テーマが異なり、テキストを買い足さねばならない。一級まで行けばすべてを勉強することとなるが、二級から始めるとなると戸惑うう。

今年のテキストは
三級は「神社のいろは」と「古語拾遺の一章」。
二級は「神社のいろは 続」と「神社のおへそ(神話)」、「万葉集と神様」、雑誌「皇室67号から70号」まで。
三級、二級はテキストが重ならない。テキストは1000ページ位になる。
テキスト読みこんだ。
ツアー(ムジークフェストのコンサート前ガイド、談山神社・大神神社)の準備はしつつ、5冊のテキストを3回、読みました。ノートをとると言っても勉強は泥縄・・・とにかく読み続けた。
5冊を一週間で読み、それを三回という感じで、とにかく準備期期間は五週間ですから。
試験は先に三級。アレッとというのは2~3問で、まずまずは大丈夫である。
二級、初めは纏向遺跡が2問。幸先良しです。続いて常陸国風土記、天の岩屋戸とすすみ問題なく回答できていく。それはそれ、試験ですから、あれこれでつまずきながらも時間は足りた。

中世に22社体制という時代がある。国家の一大事に朝廷から特別の奉幣を受ける神社のことである。大和でいえば春日、大神、大和、龍田、広瀬、丹生神社であるが、あとは京都の神社が多くて・・「これは苦手」と勉強しておいたのに・・・失敗してしまった。
帰りの電車で気が付いた。付け焼刃なんだ。22社めぐりなんてツアーもあるようで、そんなツアーを案内したら、さらにはお客になるだけでも、間違えることは無いのである。
他にもひっかけに簡単にかかった設問もあったりで、帰りの電車の中、気持ちがだんだん暗くなる。
「自己採点はやめや、金曜日の講演の準備だ」と思っても、それはそれ・・気を取り直して、採点を続けてみると、・
やはりダメかと言うのもあるが、不安な設問が逆にピタッと合っていたものも次々で、なかな健闘である。
なんとか三級は成績優秀、二級はギリギリで合格ラインに達したと思える。
一か月半の勉強だったが、神社と境内の基本、神道史、神を歌った万葉集、日本の神話、全国のお祭りの数々など得た知識は大きい。
ガイドを行っている奈良まほろばの会員の皆さんにも、この受験はお勧めしたい。