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奈良・桜井の歴史と社会

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花筏、嫁の涙、ウラバ、ツキノデキ

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葛城の道を歩いたら、・・ツアーの下見で高天彦神社と橋本院の間だけだが・・、珍しい花を見つけた。葉っぱの真ん中に蕾だか、実だかがわからない突起がついている

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植物なら「何でもこい」の太子町のYさんに聞いてみると、「花筏」とのこと。名前は「花の載った葉」を筏に見た形とのことである。

北海道に至るまで広く分布しているらしいが、何よりも驚いたのは、この葉っぱが食用にもなると聞いたのである。

そんなところを『大峰こぼれ話』で、元長崎大学教授の銭谷武平先生が紹介していた。ちなみに銭谷先生は、天川村洞川出身である

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「春先になると山菜取りが始まる。・・・・特に珍しいのが洞川方言ウラバである。乾燥したものは、黒い海藻のヒジキのようで、初めて見た人は、その元の姿を全く想像もつかないと思う。それを調理したものを食べていたが、その元が何であるかは全く知らなかった。」

「洞かわの食用ウラバというのは、つまりハナイカダの若葉を摘み取って、湯がいてからあくを取り、乾燥したものであることが分かった。」、とも記され、『大和本草』(貝原益軒)には、「ツキノデキ(ハナイカダのこと)は灌木なり。・・・食うべし、美味なり、冬は落つ」。

(『大峰こぼれ話 銭谷武平』)

これが花筏である。蕾かと思ったが、すでに花は終わり、実となった状態だった。

ハナイカダ(花筏、Helwingia japonica)はモチノキ目に属する落葉低木。別名、ヨメノナミダ(嫁の涙)。北海道南部以南の森林に自生する。葉の上に花が咲くのが特徴である。


花とは、本来は一つの枝の先端に生殖用の葉が集まったものであり、芽の出来る位置に作られる。従って通常は葉に花が付くことはない。この植物の場合、進化的には花序は葉腋から出たもので、その軸が葉の主脈と癒合したためにこの形になったと考えられる。(ウィキペディア)



葉から花が咲く、実がなるものなら・・お葉つきイチョウがある。これは筏の形ではなく、葉の端っこに実がつく・・

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by koza5555 | 2018-06-08 22:23 | 橿原・明日香・御所・吉野 | Comments(0)
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