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奈良・桜井の歴史と社会

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除蝗祭

奈良まほろぼソムリエの会のHP7月の歳時記は小夫(桜井市)の除蝗祭を紹介した。

7月 小夫(おおぶ)の除蝗祭(じょこうさい)

小夫(桜井市東部の山中)の天神社は、7月22日に除蝗祭(じょこうさい)を執り行います。イナゴの害を取り除く祈祷が行われますが、その日は祭祀道具の虫干し、日干しで境内が満艦飾となります。田植えを終えると虫の害を心配し、風水害をおそれ、疫病の根絶を祈る行事が各地で行われます。(雑賀耕三郎)

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桜井文化叢書(2)に小夫(桜井市)の小夫の除蝗祭が紹介されている。

毎年722日の土用三郎の日に除蝗祭を行う.この祭りは苗を本田に植える稲に夏土用の季節に蝗の害することがある。蝗の害を除くために氏子が戸数毎に長い葉の付いた竹の葉さき(俗に一万度という)に五色の紙を結びつけ社頭に持ち寄り五穀成就を祈念する祭の一つである。これは当神社(桜井市大字小夫 天神社)の昔ながらの祭典である。

除蝗祭祈祷御神札

奉祈念皈命風天子稲病速除五穀成就(攸田毎に麻柄に挟みて立つるものとす)

奉御祈祷五穀成就就災除家内安全幸福延命祈所(戸毎の門口に貼付くるものとす)

以上は昭和36年(61年)の記録で、このすべてが続いているわけではない。

今では、各戸からの五色の紙を結びつけた竹竿の持ち寄りはなくなったが、境内には竹竿が立てられ、五色の吹き流しが立てられている。

座布団、法被が境内で天日干し。社務所の中では祭具の手入れも行われ、土用に入っての三日目(土用三郎)、豊作祈念の行事だが、暑さに負けないとか、曝涼の意味もあるように思われる。


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小夫の天神社。本殿脇の石灯籠は嘉暦の銘があり、14世紀のものである。

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けやきの巨樹もすごい。高さ30メートル、幹周り8.5メートルもあり、桜井市では一番の巨樹とされる。ここが元伊勢との伝承もあり、ぜひぜひのお参りをお勧めするが、車は必要である。

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by koza5555 | 2019-07-01 14:47 | 桜井・初瀬 | Comments(0)
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